myacchi29のブログ

第2章〜自死遺族になっても〜

お母さんとの思い出

街に出かけると母娘と思われるふたりが楽しそうに話してるのが目に付くことが多い


私もふたりでよく行ったコルネの美味しいケーキ屋さん、ピザ食べ放題のイタリアンなど思い出す


東京の大学を受験したときに、初めてふたりで旅行したお台場


私が営業で回っていたエリアのスペイン料理やフレンチ料理のランチ


ホテルで泊まったときはいつも決まって背中をタオルで洗いあった

最後に家族で行ったホテルでも、洗いあった

今思い出しても、もうその頃にはお母さんの心はここにあらずの状態だった


昔からものの考え方や見方が違って、もともとぶつかることが多く、好きではなかった


編入を決めて上京したい旨を伝えたときにも、そんなことしたところでうまくいくとは限らない

ハーフの彼と付きって結婚したところで、ぶんかの違いで自分が苦しむだけだ

私のことを考えて反対してくれたのかもしれないが、そういう悲観的なところが大嫌いだった


それでもばか話ももっとしたかった、

もっと美味しいお店にふたりでいきたかった、

子どもが出来たら相談したかった、

いつかふたりで海外旅行とか行きたかった、


本当にお母さん、もったいないことしたよ…まだまだこれからだったのに。